姿が見えなくても、いつもの声はわかるのでしょうか。
    今回はエアデールテリアと飼い主の日常を入り口に、犬が飼い主の録音音声を聞き分ける研究を紹介します。

    研究では、訓練を通過した家庭犬28頭が、二つの場所から流れる声を聞いて選ぶ課題に参加しました。一方は飼い主、もう一方は知らない人。中立的な文章を読み上げた録音を使い、飼い主の声を選んだ割合は82%でした。これは「28頭の82%ができた」という頭数の割合ではなく、選択の正答率です。

    さらに23頭の追加条件では、飼い主のいる場所と録音を流す側を入れ替えて確認しました。声そのものが手がかりになることを示す結果ですが、特定の課題と参加犬で得られた知見です。すべての犬がいつでも聞き分けられる、言葉の意味を全部理解する、という意味ではありません。登場犬種だけの能力でもありません。

    いつもの「おかえり」を、今日もやさしく。愛犬は、あなたのどんな声かけに反応しますか?よかったらコメントで教えてください。
    映像は研究の説明用イメージと創作の日常場面です。犬の心の声は演出です。

    出典:Gábor et al. (2022), The acoustic bases of human voice identity processing in dogs.
    https://doi.org/10.1007/s10071-022-01601-z
    声:さつき・かりん・Anneli
    BGM:Happy Tails / Blue Deer Studio(YouTube Audio Library)
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